GALVANIZE gallery

GALVANIZE gallery : GALVANIZE (ガルバナイズ)の意味:電気を通して刺激する、治療する。駆り立てる、活気づける、活性化する。トタンを英語で、galvanized ironやGalvanized sheet。Luigi Galvani(イタリアの解剖学者1737~1798)の名前から来ている。オーナーが電気屋さんである、建物の外観がトタンである、街の活性化の三つからGALVANIZEに決める。Reborn-Art Festival 2017参加アーティストの有馬かおる企画によりスタート。

2017/06/19

GALVANIZE galleryの始まり







Reborn-Art Festival 2017 

7月22日より9月10日

                      http://www.reborn-art-fes.jp/

GALVANIZE (ガルバナイズ):有馬かおる

こういうイベントって終わったらどうなるの!?って思う人多いと思う。なので、終わった後も続いてく展示。今回は三段階に分けられる。1段階:引越をして石巻市民に成る。2段階:期間中の展示。3段階:この場所で多目的スペース(GALVANIZE gallery )を運営し、ノウハウを作り、私がいなくても運営が成り立つ状態にする。一段階目は、やり逃げ防止。同じ目線に成る。二段階目でグループ展にしたのは、展覧会内展覧会(内展覧会、、)と、入れ籠を作る。中の中は外とうい状態を作り地域と繋げ、フェスから片足を出す。三段階目は、期間が終わってからの話になるが、このフェスは10年続くと聞いた。ならば、今現在の若者(高校生とか)が作家として、企画者として戻って来て、何かするかもしれない。そんな未来を観ながらこの展示は、この「場」は生まれ落ちる。

グループ展参加チーム:
キワマリ荘(犬山)、水戸のキワマリ荘、パープルーム(相模原)、XYZ Collective (東京) 


水戸のキワマリ荘:佐藤けいてい電気店1階、2階(ギャラリー隣)

2007年から2009年まで有馬かおるが茨城県水戸市で運営していた美術を中心とした多目的スペース。現在もオーナーの代替えをして運営されている。水戸芸術館の近所であるコトもあって、作家と学芸員の繋がりが深い。地域、生活、現代アートが繋がり広がる場所。

HP:http://kiwamarisou.tumblr.com/


2017・07・01:改装中の様子。

佐藤けいてい電気店:この場所は、GALVANIZE galleryの大家さんのお店。
ギャラリーの設計図を改装中に観て、チーム(数)を決定したのだが、完成したギャラリーから、部屋が一つ消えていた。そこで佐藤さんが、お店を使っても良いよ。」と言われたので、その提案に乗る。偶然ではあるが深みがでる。搬入日の前日に展示場所は完成。


XYZ Collective (東京) :GALVANIZE gallery1階

2011年に世田谷区弦巻にてオープン。アーティストのCOBRA、松原壮志朗、ミヤギフトシを中心に運営する。現在は巣鴨にスペースを移転。海外での展示、アートフェアーを中心に勢力的に活動を行う。これからの作家の新しい道しるべ。


パープルーム(相模原):GALVANIZE gallery2階A

 美術家の梅津庸一が2013年に発足した美術運動集団。共同生活を営みながらの美術予備校の活動や展覧会の企画を行う。日本に於ける美術教育の慣習にメスを入れ脚光を浴びている。ツイッターを利用し生徒の絵をupする指導方法は革命。

HP: http://www.parplume.jp/ 
twitter: https://twitter.com/parplume @parplume 




キワマリ荘(犬山):GALVANIZE gallery2階B

1996年から2006年まで有馬かおるが愛知県犬山市で運営していた美術を中心とした多目的スペース。現在もオーナーの代替えをして運営されている。2014年に老朽化に伴い場所を移動。アートにこだわらない文科系極道の巣窟。





有馬かおる:GALVANIZE gallery2階C

展覧会内展覧会の企画者
http://arimakaoru.blogspot.jp/

愛知県犬山市において、多目的スペース「キワマリ荘」を運営。2007年の展覧会「夏への扉 マイクロポップの時代」の際に水戸に引っ越す。同年「水戸のキワマリ荘」運営。現在は、どちらのキワマリ荘の運営にも関わっていない。

キワマリ荘:http://kiwamari.blogspot.jp/


展示のテーマ:継続(と生産)





2017/06/12

XYZ collective




XYZ Collective (東京) :GALVANIZE gallery1階
2011年に世田谷区弦巻にてオープン。アーティストのCOBRA、松原壮志朗、ミヤギフトシを中心に運営する。現在は巣鴨にスペースを移転。海外での展示、アートフェアーを中心に勢力的に活動を行う。これからの作家の新しい道しるべ。

ディレクターの松原君から、展示の依頼があったのは、いつだったか、MISAKO&ROSENに入ってペインティングを始めた頃。そう言えば、初めてのペインティングの展示をしたのがこの時だ。(*1)
その時、COBRA(ディレクター)にも会ったのだが、裸足で走り回っていて、とても常識を備えてる人物に見えなかった。一言で言えば「異様」だった。まさか、こんなに頼りになる人物だとは思え無かった。もうひとりのディレクターのミヤギさんは、数回しかしゃべった事がないのだが、とにかく!作品が素晴らしい。
このチームは海外のアートフェアーに参加し、海外での個展、グループ展に積極的。この凄さを解る人が、もっともっといれば良いのに、と思う。

(*1)http://arimaworks2011.blogspot.jp/search/label/FAMILY%20AFFAIR



展示内容

Title : Do sculptors Dream of electric car (TOYOTA  prius)
ArtistKenji Ide ,  Ayako Ono ,  Koji Nakano , Mathis Altman 
(大野綾子、井出賢嗣、中野浩二、マティス・アルトマン)
Curate : XYZcollective

Cooperation : KAYOKOYUKI , Freedman Fizpatrick , XYZcollective



Koji Nakano

Ayako Ono


Kenji Ide

Mathis Altman 



室内展示だけではなかった!石巻での野外彫刻を公開。:http://xyzcollective.org/do-suclptors.html



パープルーム



パープルーム(相模原):GALVANIZE gallery2階A
 美術家の梅津庸一が2013年に発足した美術運動集団。共同生活を営みながらの美術予備校の活動や展覧会の企画を行う。日本に於ける美術教育の慣習にメスを入れ脚光を浴びている。ツイッターを利用し生徒の絵をupする指導方法は革命。
HP: http://www.parplume.jp/ 
twitter: https://twitter.com/parplume @parplume 

彼とは、かなり前に銀座のギャラリーで同じ所属作家どうしだったが、その時は、顔を会わせる事は無かった。3年くらい前に、彼から展覧会に誘われてから、ちょくちょく会う事に成る。(*1)
これは」と思ったのが、アラタニウラノ(現ウラノ)での個展で、裸の彼が振り子の運動をしている映像だ。自分探しの旅を終えた先がコレなのか!これは凄いな!と。当時は「その作品に批判的な人が多いって話をしていた」が、未だにそんなタブーがあるのなら、金脈の発見だ。そこに花粉がくる。ここからは、皆さんもその活躍ぶりはご存知だろう。2年前にこの企画を頼んだ時には、ココまでに成るとは思いもよらなかった。

もう一つ凄いコト。
彼は、影響を受けた作家を公言もするし、(生きてれば)展覧会にも誘う。こういうコトを日本人は異常に嫌う。歴史ってそういうもんだし、それにたいしての自分の意見や考え(批評)を形にして行く。ところが、元ネタを隠そうとする、発見するとパクリと言う。俺こそがオリジナルだと、始まりだと。それを彼は、覆す。この行為は、日本のアートシーンにとても影響を与えると思っている。

(*1)https://www.cinra.net/news/20140908-parplume?device=reset


(《損傷したカリキュラムと乱反射する月のパープルームルーム》
パープルームの副産物、梅津庸一、鋤柄ふくみ、坂本夏子、パープルーム予備校生(安藤裕美、智輝、うのし)

構成:パープルーム










水戸のキワマリ荘



水戸のキワマリ荘:佐藤けいてい電気店1階、2階(ギャラリー隣)
2007年から2009年まで有馬かおるが茨城県水戸市で運営していた美術を中心とした多目的スペース。現在もオーナーの代替えをして運営されている。水戸芸術館の近所であるコトもあって、作家と学芸員の繋がりが深い。地域、生活、現代アートが繋がり広がる場所。

五嶋英門(代表)は、茨城県近代美術館のミュージアムショップ「みえる」を運営している。このチームの面白い所は美術館関係者が中にいること。中崎君も松本さんも、作家としてバリバリ活躍してて、飛び回ってる。バラバラなんだか、繋がってるのか解らないところ。集まって演劇したり、ガレッジセールしたり、自由自在の関係性がある。

現在の水戸のキワマリ荘は2代目で初代は現在取り壊されてない。その移動時に、高橋瑞木(当時水戸芸術館学芸員)さんより中崎透を紹介される。その後、中崎君は遠藤水城と、遊戯室を構える。さらに地元にスタジオを構えるROOTS−06を加え、3のスペースでスタートする。のちに、ROOTS−6のスペースにて五嶋英門の個展が行わる。



水戸のキワマリ荘:
五嶋英門
中崎透
松本美枝子
寺門陽平




         寺門陽平+中崎透

             五嶋英門


         松本美枝子



キワマリ荘(犬山)



キワマリ荘(犬山):GALVANIZE gallery2階B
1996年から2006年まで有馬かおるが愛知県犬山市で運営していた美術を中心とした多目的スペース。現在もオーナーの代替えをして運営されている。2014年に老朽化に伴い場所を移動。アートにこだわらない文科系極道の巣窟。

古沢和宏(代表)は「痕跡本のすすめ」太田出版、16件のアマゾンレビューで4.5。2015年に「痕跡本の世界」ちくま文庫を書き上げている。このチームはアートではない趣味。文科系極道。
ちなみに、初代キワマリ荘は老朽化のため2014年に取り壊された。


キワマリ荘(犬山):
領毛利三郎
tee
古沢和宏
ROSE BLUSH
うしだよしゆき
御結美
栗木栗



          ROSE BLUSH + 領毛利三郎

          領毛利三郎

          御結美

より詳しく:http://www.kiwamari.net/


2017/06/05

2段階目の展覧会内展覧会(内展覧会)のコンセプト


2段階目の展覧会内展覧会(内展覧会)のコンセプト:

簡単に言えば、フェスが終わった後のコトを考えている。1:引っ越して住民票を移す、2:展覧会内展覧会~、3:ギャラリーの立ち上げ。2が解りにくいのだが、これは陰陽説からきてて、突き詰めれば転換や逆転が起こると言う考え。陰極まれば陽、陰中の陽(中の中は外)、天才と馬鹿は紙一重とか。フェスの企画で動いているが、どこかの段階で、フェスを意識しなく成る。もともとあった石巻のギャラリーで展示してるだけ、という転換が起こる(希望と予想)。先日、「石巻にギャラリーあったんですね!」って言われ、そうそうコレ!。コレが始まり。石巻の若い作家に最新のアーティストランスペースを見てもらい、免疫(洗礼)を身に付ける。全ては、3への布石。

1は、石巻の方と対等の対話をするため。
3は、公的資金が入ってると、出なく成った時に解体。
   魅力的な人物で、人が集まると、その人の移動で解体。なので、仕組みを作る。

補足:
・展覧会内展覧会(内展覧会)は、今回が初めてではない。

・個展なのに自分以外の作家の展示

偶然ではあるが(改装後のスペースから部屋が一つ消えていたため。)隣の電気屋さんに場所を借りる事に成った。この関係性や、展示の仕方が街にどういう影響を与えて行くのは未知数だが、何かが、すでに変ってきている。



補足:

四畳半の部屋が8部屋存在する二階建てのアパートを借りた多目的スペースだった「キワマリ荘(犬山)」。
住む、制作、展示を同時に行う(*1)。
自身は、ノート、わら半紙、新聞紙にドローイングを描いていた。
絵日記からアートとか、日常から展覧会の境界をぼかして行く形。
解りやすいのが新聞の作品で、どこからが作品で、どこまでが新聞か解らない(*2)。
スイッチではなくダイヤル式の世界観の構築(広がり)。
私の場合、これをアートの文脈ではなく、素でやっていた。
素」で、と言うと何も考えてない」みたいな見方をされるが違います(*3)。

その流れのなかで、今回の展覧会内展覧会(内展覧会)がある。
どこまで、リボーンアートフェアか解らない、別の何かに繋がって行く、境界がぼやける。
趣味とアート、日本のアートと海外のアート。公と私。個と他者。バカと天才。
簡単に言えば、「陰極まれば陽になり、、、」の陰陽説(陰陽太極図)。

以前(10年以上前?)、キワマリ荘の展示をしないか?と言われたのだが、マンガやイラスト(や趣味)が入りますが大丈夫ですか?と聞いたら、それは厳しいとの返事があった。今回はこっそり入れるコトに成功した。今回の展示トラップ。趣味とアートの違いとは。

今展で初めて、引越からアートプロジェクトの意識が介入している。