GALVANIZE gallery

GALVANIZE gallery : GALVANIZE (ガルバナイズ)の意味:電気を通して刺激する、治療する。駆り立てる、活気づける、活性化する。トタンを英語で、galvanized ironやGalvanized sheet。Luigi Galvani(イタリアの解剖学者1737~1798)の名前から来ている。オーナーが電気屋さんである、建物の外観がトタンである、街の活性化の三つからGALVANIZEに決める。Reborn-Art Festival 2017参加アーティストの有馬かおる企画によりスタート。

2018/07/29

山形藝術界隈展 ○七 [ 是恒さくら、久松知子 ]




年間山形藝術界隈展(石巻のキワマリ荘 プロジェクト) 
《山形藝術界隈展 〇七》のご案内

【展覧会概要】
展覧会名: 山形藝術界隈展 ○七
会期: 2018年7月6日(金)~8月19日(日)
会場: GALVANIZE gallery(石巻のキワマリ荘 1F [宮城県石巻市中央2-4-3])
開場日時: 会期内の毎週金・土・日曜/11:00~18:00 (※会期中の開場日時は変更する可能性がございます)
入場料: 無料
出品作家: 是恒さくら、久松知子 
主催: 山形藝術界隈
協力: 有馬かおる(GALVANIZE gallery)
後援: yukiaisaime、山形藝術界隈友の会
企画: 山形藝術界隈、halken LLP


是恒さくらと久松知子による二人展である本展覧会は、「山形藝術界隈とは何者なのか」という問いに答えようと構想されました。この二人の作家は共に、〈芸術(アート)と日常の肉迫〉が山形藝術界隈の特徴であると考えています。有機的に変容しつづける芸術運動体の中で積み重ねられてきた物語(個人史)と、本展覧会開催地の石巻で培われてきた民俗文化の交差点に、二人の作家それぞれの視点から芸術(アート)と日常の関わりに焦点をあてるアプローチを紹介いたします。

久松が今回展示する《思い出アルバムpainting》シリーズは、この運動体が生まれるきっかけになったイベント「アートの市 芸術界隈」(「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016 公式プログラム」)での一場面を記録画として残そうと試みることを起点とした絵画の連作です。それは、個人的な思い出とさまざまな芸術観との出会いの重なりを描いているものです。

山形藝術界隈が始まる以前から石巻での取材を重ねてきた是恒は、石巻の日常の中の芸術のあり方として漁船を彩る「大漁旗」に着目、山形藝術界隈との融合点を模索しました。地元・石巻の「山田染工場」での対話と共同制作から導き出した芸術についての考察として、「山形藝術界隈」の旗印を掲げます。


【出品作家】
是恒さくら(これつね・さくら)
1986年 広島県生まれ。美術家。アラスカや東北で先住民、捕鯨文化、漁労文化等のフィールドワークを行い、造形やリトルプレスを通して異文化間の価値共有の可能性を探っている。2010年 アラスカ州立大学フェアバンクス校卒業。2017年 東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。個展に「沖語り ―オキガタリ―」(Open Letter・東京/2017年)、グループ展に「新・今日の作家展2017 キオクのかたち/キロクのかたち」(横浜市民ギャラリー・神奈川/2017年)など。

石巻で七代続く山田染工場さんは、漁船の大漁旗、祭事の獅子幕や神社の幟、飲食店の暖簾を手作業の染めでつくり続けてきた。東日本大震災時には工場も家も浸水したけれど、その後工場を再開。震災後の数年間は、新しく作られた漁船に贈る大漁旗の注文がひっきりなしにきて休む間もなかったそう。
そんな忙しさも落ち着いた今。工場の後継はおらず、あと何年続けられるかとのこと。漁業の町の民俗文化と切り離せない「染め物」は、この土地で培われた芸術のひとつのかたちだと思う。
そんな「旗づくり」をたどるプロジェクトです。




制作・展示の様子や山田さんとの対話:
久松知子(ひさまつ・ともこ)
1991年 三重県生まれ。画家。現在、東北芸術工科大学大学院博士課程在学中。日本の近現代美術の歴史・制度、言説などを題材にした絵画を中心に制作している。2015年 第7回絹谷幸二賞奨励賞、第18回岡本太郎現代芸術賞岡本敏子賞受賞。2018年 大原美術館によるアーティストのレジデンスプログラム「ARKO2018」に招聘決定。







--
【山形藝術界隈に関する情報・お問い合わせ】
本プロジェクトおよび展覧会、「山形藝術界隈」「山形藝術界隈友の会」に関する詳しい情報は、 山形藝術界隈のFacebookページ、twitter、webサイトなどをご確認ください。 また、ご質問やお問い合わせは プレス担当: halken LLP(ハルケン)までご連絡ください。
● 山形藝術界隈Facebookページ: www.facebook.com/geijyutsu.kaiwai
● 山形藝術界隈twitter: www.twitter.com/geijyutsukaiwai
● 山形藝術界隈webサイト: www.geijyutsukaiwai.org
● お問い合わせ: halken LLP 〒990-0823 山形県山形市下条町2-3-22
t. 023-665-5500 m. info@geijyutsukaiwai.org